ネガティブケイパビリティ読了した
覚えている内容としては以下な感じ。(大いなる意訳)
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問に対して答えを即答できるものと出来ないものがある
- 学校教育で教えているのは前者
- ただし、それだけの力では「分からないもの」が来た場合に大きなストレスを抱えることがある
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例えば、精神を患っている人が患者として訪れた際に、その人の精神に異変をきたす要因が配偶者であった場合、医師は何ができるのか?
- 薬の処方や「相手をこう変えましょう」と言ったアドバイスは効果としては薄い、もしくは、さらなるストレスになりうる。
- できることは、「話を聞く(寄り添う)」ことのみ
- やっている事自体は、ただ話を聞いているだけではあるが、相手も医師も「どうしようも出来ない事」に対して、ある種遠目から観測している(もちこたえる)
- これは、末期がんの患者などにも当てはまる。
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ややもすれば、「問題の先送り」と捉えかねないが、それで良い。
- 時間が解決するかもしれない
- 何か、別の解決策が出てくるかもしれない
- 突然、何かが解消するかもしれない
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問題を「宙ぶらりんの状態」であるままにする、それがネガティブケイパビリティ